目と耳
スリー・シティーズとは、ヴィクトリオーザ(Vittoriosa)、セングレア(Senglea)、コスピークワ(Cospicua)
という3つの街の総称。天然の城壁とも呼ばれる複雑な地形を利用して、岬の突端に砦を築き、海に面した
部分を城壁で固め、ヴィクトリオーザとセングレアの岬の突端を鎖でつないで、敵の侵入を防いだそう。
確かに海側から山側をみると、神戸の街(灘区あたり)のようにも見えなくもないかな?( *´艸`)フフフ
海の突端には監視塔が突き出て立っています。
壁をよく見ると目と耳がついています。絶えず目を凝らし、耳をそばだて、侵入してくる敵の様子を
うかがっていたんでしょう。威嚇になっていたのかはわかりませんが…ッテ(*´▽`≡;´△`)エエ!?
そして現在、平和を取り戻し、多くのクルーザーが停泊する街となりましたが、海と陸の境目は城壁が
続いています。マルタ市民の中では今でも「いつかどこかから敵が侵入してくるのでは…」という
強迫観念が植えつけられているのかもしれません。