目と耳

オープントップバスヴァレッタの街を駆け抜けると、スリー・シティーズと呼ばれるヴァレッタ対岸の街へ
移動します。

イメージ 1
途中、巨大なクレーンがいくつも立ち並ぶ造船所を横切ると、彼方に先ほど目にした豪華客船が見えました。

イメージ 2
スリー・シティーズとは、ヴィクトリオーザ(Vittoriosa)セングレア(Senglea)コスピークワ(Cospicua)
という3つの街の総称。天然の城壁とも呼ばれる複雑な地形を利用して、岬の突端に砦を築き、海に面した
部分を城壁で固め、ヴィクトリオーザとセングレアの岬の突端を鎖でつないで、敵の侵入を防いだそう。
確かに海側から山側をみると、神戸の街(灘区あたり)のようにも見えなくもないかな?( *´艸`)フフフ

イメージ 3
岬の突端部分までやってきました。対岸はヴァレッタ。写真右側からかつてはマルタを侵略すべく、
さまざまな国が侵入したそう。思わず歴史の重さを感じてしまいました。

イメージ 4
海の突端には監視塔が突き出て立っています。
壁をよく見ると目と耳がついています。絶えず目を凝らし、耳をそばだて、侵入してくる敵の様子を
うかがっていたんでしょう。威嚇になっていたのかはわかりませんが…ッテ(*´▽`≡;´△`)エエ!?

イメージ 5
そして現在、平和を取り戻し、多くのクルーザーが停泊する街となりましたが、海と陸の境目は城壁が
続いています。マルタ市民の中では今でも「いつかどこかから敵が侵入してくるのでは…」という
強迫観念が植えつけられているのかもしれません。

イメージ 6
バスはスリー・シティーズを後にし、次なる名所へ向かいます。
ていうか、こんな細い路地、二階建てバス通れるの??工エエェェ(´д`)ェェエエ工

つづく】/【もどる